天の網島 舞台写真

 装置 プラン   by 斉藤 泰    
     
     
     
   大阪天満の紙問屋の主人治兵衛は 遊女小春と恋仲になり家業に身が入らない。       女房おさんはいつか夫が目を覚ますと信じ家業を守り子供を育てていた。  

成金で横柄な太兵衛は小春に横恋慕して 金の力で手に入れようとしていた。
   
  おさんと治兵衛はいとこ同士。
おさんは 毎日のように新地の遊郭へ通う治兵衛を思いながら 留守を守っていた。
小春は あまりにも治兵衛と馴染みすぎたがために 親方に仲を裂かれ 逢うこともできず、またお客をも吟味されていた。
今夜の客は侍と茶屋にやって来る小春
 
   
  ちょうどそこに現れた太兵衛は久々の小春を買い切ろうと思うが客の侍がやって来る。これを治兵衛と思い込み難癖を付ける太兵衛

小春は侍に対し
どの死に方がより苦しいだろうかと問う。 
   
  侍は 小春が治兵衛と心中するつもりであろうと推察。力になると言う。

治兵衛を死なせないでくれと言うおさんからの文を貰っていた小春は治兵衛を助けるため心変わりの芝居をうつ。

これを盗み聞いていた治兵衛は小春に斬りかかるが、逆に侍に縛り付けられてしまう。、
   
  これを見つけた太兵衛は 日頃どうしても小春の心を治兵衛から奪えないはらいせに、治兵衛を足蹴にするが侍に押さえつけられ 逆にj治兵衛に足蹴にされほうほうのていで逃げ去る。

しかし その侍は実は治兵衛の兄であった 。
治兵衛は小春を恨みなじる
   
  今までの起請文を取り返し、孫右衛門が検めると中におさんが小春に送った文があった。
孫右衛門は全てを理解し胸に収める。


最後に一度だけと小春に恨みを込める治兵衛にこのたわけ者と諌める孫衛門。 
   
  切ない思いで去っていく二人を見送る小春。


郭通いをしなくなっても治兵衛が家業にせいをだすことはなかった。
それでもおさんは 幸せな毎日を過ごしていた
   
  そんなある日治兵衛が小春を受け出すという噂から 孫右衛門が真偽を確かめに来て、確かに小春を思い切ったという証文を持って帰る。どうやら太兵衛が受け出すようである。

治兵衛は太兵衛に馬鹿にされるであろうことを嘆きまた、小春が太兵衛に請け出されるくらいなら自害すると言っていたことを告げる 
   
  小春の自殺を直感したさんは 小春が心変わりではなく自分の願いを飲んでくれたのだと打ち明ける。

すぐに小春を受け出しに行くよう勧め金策のため着物を質入れと出かけようとするところへ さんの父、五左衛門が来て タンスがすべて空という現状に激怒、おさんを連れ去ってしまう。
   
  おさんに去られ
小春の本心も知った治兵衛。


しかしこの時 すでに小春の身請けは決定しており 二人は死出の旅へと至る。 
   
  おさんの心に感謝し 心中する二人。


治兵衛と小春は
金の力に翻弄され立ち向かい 金で買った恋を
真実の恋に変えたのだった。 
   
       
       
       
       
       
       
       
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