劇団創立５０周年記念公演

	劇団ともしびでは５０周年 記念の公演に　１９５８年 旗揚げ公演に取り上げた (獅子)を再演しました

キ　ャ　ス　ト

一色雪子		一色吉春		一色紋		一色春ニ
田中砂織		森弥太郎		のむらゆみ		笠野功一朗
馬場圭太郎		馬場ソデ		郡六		才
名畑博幸		武藤七重		三嶋友美		長棟たか子
松本源		小次郎		小宮山彦造		小宮山節
孝森さゆり		森田久男		直井悟		直井文子
荷馬車引き		通行人		通行人		通行人
和田裕		酒向弘之		川上朝史		奥田康誠

ス　タ　ッ　フ

演出	和田昌三
演出助手	森　弥太郎
舞台監督	和田　裕
演出舞台美術	斉藤康
大道具	三嶋　友美	名畑　弘幸
小道具	酒向　弘之	長棟たか子	奥田　康誠	笠野功一朗
衣裳	大西　春子	のむらゆみ	孝森さゆり
音響プラン	直井　悟
照明プラン	川上　朝史
音響　効果	ステージクリエーション
制作	古池　五十鈴	森田　久男	直井　文子

戦争は終わったども　馬は　けえしてもらえるだか？ さあ、それは、、、		今日は　小宮山家の人間が　嫁見といって　雪を見に来ることに なっている日。　雪は一人思いつめている。
一色家の主　吉春が　昨日からの　分家のヤギのお産の手伝い から帰ってくる		まあこんなに水が　跳ねかって、、。 髪　結うただか。ふむ、、よく似合うだ。
おまえ、小宮山で　ええんじゃな？ おとっつあん、　わしは、、わしはなあ、、、		吉春の女房紋が野良から帰ってくる おとっつあんは　まだ帰ってこないのかえ？
村で一、二と言われる小宮山との縁談がととのえば　雪も幸せに なれると　紋は　嬉しくて仕方がない。		それにしても　夫吉春は　この大事な日にまだ戻ってこない。紋は これまでの苦労話や、夫、親戚に対する不満　愚痴などを話す。
貧乏暮らしのなか　大切にとっておいた鼈甲のくしを娘の髪に 差しほれぼれとする紋。		いったい今日と言う日をなんだと思っているんですか いや、それはわかっとるんじゃが、、、
ああたという人は！今頃ポカーんとして帰ってきて！情けない！ そこへ　長男の友達の圭太郎がやってくる。		圭太郎は雪と約束があったのだが　それを言い出せず　開拓の ため、北海道へ戻る挨拶に来たことを告げる
先祖以来の田地は安くおじに売ったという圭太郎 買えるものなら買いたかったと　くやしがる紋 雪の縁談を告げられた圭太郎は雪と話すこともできず去っていく		なあ小宮山のことなんとかならんか 今になってそんなことを言うんですか？娘の幸せを考えて　よう やっとここまで話をはこんできたというのに
近所のお才が復員と引き上げの人の接待をして欲しいといいに 来る。公のことだからと　紋は　これを引き受ける		わしはちょっくらいってくるから、ああた、そこのおキンさんの所で 袴を借りてきなさい！　　紋はあわてて出て行く
圭太郎の妹　ソデがやってくる。雪の姿を見てすべてを理解する 荷物をこさえたんだけどどうしても思い切りがつかなくて、、、。		あんだけ前から約束していたのに、、。かんにんしてちょうだい！ いいのよ、、。せめて兄さんが汽車から見えるようにここに出てて。
袴を借りてきた吉春は突っ伏している雪の姿を見る		お前小宮山でええな？それを間違えるとあとで泣く事になるぞ
自分の一生の大事なときだけはテキパキしないと俺みたいになる こうと思ったら思い切ってしたいようにせにゃいかんぞ		何かを心に決めたか　雪は　父に　酒を勧める。びっくりする父に どうせあとで飲むんじゃからほんの一二杯おらがお酌しますで、、と
これで見納めになるかもしれん、おとっつあんのお獅子が見たい そうかもしれん、んじゃ、と吉春は獅子舞を、、、		紋の弟　郡六がやってくる。ほう、ひさしぶりにお獅子が出たな。 雪は獅子舞を見ることができなかった。
吉春のおじ　小次郎と　妹のお源がやってくる。 源はこのたびの縁談が気に入らない		源と　金持ちの小宮山との縁談を喜ぶ郡六は喧嘩をはじめる
小宮山の彦造とお節がやってくる		さっそく酒盛りをはじめる面々
紋が戻ってきて　いよいよ　雪を見せようということになる		ねえさんわたしはこの話には反対ですよ 私は親ですからね。娘の幸せを思ってすることにグジャグジャと、、
最前からしこたま飲んだ吉春は人が変わったように娘の本心より 物欲　見栄外聞を考える紋に対して鋭い声で　意見しはじめる		次男の春二によって　雪が家を出て圭太郎と北海道へ向かった ことが知らされる。喜ぶ吉春。驚く客人たちと紋
ようし　見せたろ！雪が見たいと言いよったけんな。 吉春は汽車の窓から見えるように庭へ出て獅子舞を始める		それでええわい！圭太郎くんと仲良くやれよ！うれしいぞう！ お雪、お雪と泣き叫ぶ紋

感　想

思うところがあって考えさせられました。お稽古が大変だと思います。たのしませていただきありがとうございました　　　56歳　女

最後が感動しました。お父さんのおこっているのがよかった。もう一回観たいと思った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　6歳　男

好きなことは　好きなだけやりたいと思った　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　33歳　男

出演者への　花束は　どうして舞台で渡してはいけないのでしょうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　55歳　男

もう少し　声が大きいといいと思った　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　92歳　男

最後のクライマックスに感動しました。あらすじのわかりやすい作品がいいですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　64歳　女

はじめて見ましたが　本格的で素晴らしかったです。皆さんの思いが伝わってきました。ありがとうございました　　　　　　47歳　女

若い人たちが大勢入られるといいですね　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　59歳　女

親が娘を嫁に出す気持ちが素晴らしかった　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　60歳　男

郡上市のため　八幡町のためずっと長く　続けていただきたいです　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　68歳　女

中心となる役者がいつも同じ。他者と変わるべし！（特別な才を持っているとか　個性があれば別だが）　　　　　　　　　　　　　　　　
関係者、知人は「よかった、よかった」と言うもの。自己満足にならぬように。　頑張って！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　56歳　男

大変感動しました。次もまた　面白い　みなが楽しく観られるようなものを　楽しみにしています。　　　　　　　　　　　　　　　　86歳　女

素晴らしい出来で　感銘しました。いそがしい毎日の中で　これだけの公演が続けられることに敬服いたします。　　　　　　　　　　　　
今後のご活躍を期待いたします　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　60歳　男

　獅子　とても素晴らしかったです。花束渡しは　どうして中止だったのですか？　残念です。理由はありますか？　　　　　　　45歳　女

大変感動し　涙が出てきました。生で観劇をすることのなかった私でしたが、こんなに面白いとは思いませんでした　　　　　　　　　　
前日の土曜日の公演を観て来た母が、「よかったで　観てきたら」とすすめられたので　夫婦で観劇しました。　　　　　　　　　　　　　
　母は　「あの奥さんは一人で着付けをしながら、よくあれだけのセリフが言えるなあ」と感心しきりでした。更なる発展を・・。　53歳　男

大分前　白鳥公演を　観劇しました。その時団員の方々が一生懸命やっておられるのを見せていただき　大変感動しました　　　　　
どこでやられても　受けるだろうと思います。たまには巡回公演をやっていただければと思います。きっと成功すると思います　77歳男

少しむずかしい話でしたが　びっくりし、素晴らしいと思いました　感激しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　9歳
ありがとうございました。子供たちは　30円の美容室代金が、やっぱり理解できなかったようです　　　　　　　　その母　　　38歳女

それぞれ　父母の思いは違っても　結局娘の幸せを願う気持ちは　ひとつだけ。親子の愛情がしみじみと感じられて　つい　　　　　
涙して見せていただきました。今でも思い出すと　涙がにじみます。さすが　ベテランの団員の方、素晴らしい演技でした。　　　　　　
ご苦労様でした。大変でしょうが　今後も続けていただけたら　嬉しいと思います　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　84歳　女


キャストの熱演、細やかな演出、場面の転換もなしに、また派手な立ち振る舞いもなしの舞台で、二時間近く観客を引き付ける　　　
皆様方の力量及び、五十年の歴史の重さに感服いたしました。生まれてはじめてといってもいいような　夫の観劇後の感想も　　　　
”感動”だったと申しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

舞台を見て　御園座に往っているような気がしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

みんな　あれだけのせりふを　覚えたのおー？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

お父さん、今日は眠くならなかったよー！一番良かった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

小次郎の　間の取り方がよく　場を引き締めていました　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

あれでは紋お母さんが　可愛そうでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

紋は　鏡もなしに留袖を着て、それも　せりふを言いながら！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

あのお獅子を舞った人は何歳なの？あんなに高く飛んでいたけど、、、。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

昔は　あんなふうでしたね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

最後、周りの人物は　固まりながらも舞台がひとつになって　吉春のせりふを引き立てた場面作りが素晴らしかった。　　　　　　　　

あっという間に時間が過ぎました。良かった　本当に良かった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


その他とても素晴らしかった。面白かった。感動した、涙が止まらなかった。等々　たくさん寄せられました。ありがとうございました　

以下は　掲示板に寄せられた感想です

　
　　　　　　　　　　　　面白くて楽しくて感動でほろっとしました。おかみさんが、炉辺で指折りをして　はたけの値踏みをしているところが　みようにおかしかった。　　　　
　　　　　　　　　　　　これからも　頑張ってください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　「ともしび」らしい舞台、同感です。なんかわけのわからない舞台、喜劇、近松？、、ETC。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　ここのところ　「ともしび」らしくない舞台が続いていると思いませんか？今回の舞台はそういう意味で新鮮でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　もう一度原点に戻るってのも　いいのでは。和田さんの演出も　よかったと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　ところで　花束の舞台渡しが　おことわりだったのは　何故でしょうか？残念がっている子供たちを見かけました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　いろいろ理由はあるのかもしれませんが　観客の気持ちを一番に考えた方がいいと思います。　

,　　　　　　今日のお芝居　すごくすごく良かったです！
　　　　　　お話も良くて　最後は涙が出ました。　すごく良かった！！みんな最高です！
　　　　　　小さな失敗は付き物だと思いますが、その失敗をしないようにする為に　必死になる野邑さんの心が　ともしびの炎のエネルギーなんだなと感じました。
　　　　　　みんなの心がお芝居を作るのならば　お芝居はやっぱり素晴らしい。
　　　　　　今日は疲れたと思いますが、ゆっくりと休んでくださいね。明日の舞台が楽しくて　良いものになるように祈っています。